沖縄県下の市民ホールに勤務する大嶋氏が、令和5年春の叙勲(瑞宝双光章)を受けました。
大嶋氏の前職は自衛官。長く音楽隊に所属し、被災地での復興支援・慰問演奏をはじめ、国家的式典での演奏、隊員の士気を高めるための演奏、広報宣伝のための演奏に携わっていました。
「音楽の力で、人々に元気を届けたい」という思いは、定年するまで一貫して持ち続けていた、と大嶋氏は語ります。
「音楽隊の一員として日本各地のホールに伺ったときは、施設内がきれいに掃除されているかどうかが一番気になっていました。清掃が行き届いていない施設は、その他の運営面でも万事気が回らないという印象がありました。特に、楽屋、ホール出入口は、会館の顔になりますので、当ホールでは奏者の皆さんに気持ちよく演奏していただくために、清掃から徹底して行うようにしています。」
奏者の「こうして欲しい」を具現化する、長年の奏者経験に裏打ちされた大嶋氏ならではの目線、
それは、舞台に立つ奏者に気持ちよくパフォーマンスしていただこと、
そして、会場に足を運んでくださる市民の皆さんの満足度を上げること。
大嶋さんのように現場スタッフが日々心を込めて行う優れた活動や成果を、会社全体で共有し、称賛するために、共立ソリューションズでは『月間MVP制度』を実施しています。この制度を通じて、現場の努力が各地の事業所にも広がり、チームのモチベーションアップや更なる革新的な取り組みへとつながっています。
7月に東京築地本社で開催された全国マネージャー会議では、会場と沖縄とをオンラインでつなぎ、大嶋氏の叙勲の栄誉を称え日頃の精励に対して表彰式を行いました。
大嶋氏からは、受章の喜びに続けて、「出演者も含めたお客様全体をおもてなしする」視点に立った、市民ホール運営の勘所についての講演をいただきました。